アスカルビーは甘みと酸味のバランスが良い人気のいちご品種です。鮮度が落ちやすいため、正しい保存が重要です。本記事では、賞味期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を具体的に解説します。

アスカルビーの基本情報

・分類:バラ科のいちご(果実)
・特徴:中粒で光沢があり、甘さと程よい酸味が特徴です。
・栄養価(100gあたり):エネルギー約68kcal、ビタミンC 60mg、食物繊維 2.0g など、ビタミンCが豊富です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

いちごは生鮮果物のため、通常は「賞味期限」ではなく「消費期限」が表示されます。パックに記載された消費期限は、出荷日から約5日程度が目安です。家庭での保存では、以下の期間を目安にしてください。

  • 未開封の状態で冷蔵保存:製造日から約3日以内
  • 開封後(ヘタを残したまま):2〜3日以内に食べ切る

保存方法の詳細

常温保存

いちごは傷みやすく、常温では数時間(約3〜6時間)で品質が低下します。外出先での一時的な持ち運び以外は、すぐに冷蔵へ移すことをおすすめします。

冷蔵保存(推奨)

パックのまま野菜室に入れ、ヘタは下向きにして保存します。湿度が高くならないよう、パックの通気口は開けたままにすると劣化が抑えられます。保存期間は2〜3日が目安です。

冷凍保存

長期保存したい場合は、以下の手順で冷凍します。

  1. 水で軽く洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
  2. ヘタは残したまま、1枚ずつラップで包むか、冷凍用ジップロックに入れる。
  3. できるだけ空気を抜き、-18℃以下の冷凍庫で保存。保存期間は1〜2ヶ月が目安です。

保存容器・包装のおすすめ

・通気性のあるプラスチックケースや、穴あきの紙パックが最適です。
・密閉容器は水分がこもりやすく、カビの原因になるため避けましょう。

季節別の注意点

アスカルビーは主に春から初夏にかけて出荷されます。季節が進むにつれ糖度が上がりますが、同時に傷みやすくなるため、収穫後できるだけ早く冷蔵に移すことが重要です。

まとめ

アスカルビーは甘さと酸味が魅力のいちご品種です。常温保存は数時間が限度で、冷蔵保存(野菜室)で2〜3日、冷凍保存で1〜2ヶ月が目安です。ヘタを付けたまま保存し、水洗いは食べる直前に行うことで、鮮度と栄養を最大限に保つことができます。