昆虫食

クリケット(昆虫食)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約1分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
6か月(未開封・乾燥)
冷凍保存
24週間(約6か月)
未開封 製造日から約180日(常温)
開封後 30日以内(冷蔵)

結論から言うと、乾燥クリケットは常温で約6か月、冷蔵で約1か月、冷凍で約6か月保存できます。開封後は密閉容器に入れ、湿気と光を遮断することが鮮度維持のポイントです。

クリケットの基本情報

<必須アミノ酸やビタミンB群、ミネラル(鉄・亜鉛)も豊富です。乾燥・ロースト・粉末など加工形態が一般的で、保存性は加工方法に大きく左右されます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間を示し、風味や食感が劣化し始める目安です。乾燥クリケットは未開封で常温保存の場合、約6か月が一般的です。
消費期限は安全性に関わる期限で、生クリケット(生きたまま)や加工前の生肉に適用されますが、国内流通ではほとんどのクリケットは乾燥・加熱処理済みのため、賞味期限が主に表示されます。

保存方法の詳細

常温保存(未開封)

乾燥・ロースト済みのクリケットは、直射日光と湿気を避けた涼しい場所で保存すれば、約6か月間品質を保ちます。

冷蔵保存(開封後)

開封後は密閉できるジップロックや真空パックに入れ、冷蔵庫(0〜5℃)で保存します。目安は約30日です。

冷凍保存

長期保存したい場合は、冷凍庫(-18℃以下)に入れます。小分けにして保存すれば、約6か月間風味を保てます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 光と酸素を遮断できる真空パックまたはジップロック袋
  • 湿気を吸収しやすいシリカゲルを同梱(再封可能な容器がベスト)
  • 金属製の密閉容器は匂い移りが起きにくく、長期保存に適しています

季節別の注意点

季節による品質変化はほとんどありませんが、夏場は特に湿度が高くなるため、常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で保管してください。

まとめ

クリケットは加工形態により保存期間が大きく異なりますが、未開封の乾燥製品は常温で約6か月、開封後は冷蔵で約30日、冷凍で約6か月が目安です。密閉容器と湿気・光の管理が鮮度を長持ちさせる鍵となります。

保存のコツ

直射日光を避ける
密閉容器で保存する
冷蔵・冷凍前に小分けにする
シリカゲルなどで湿気を除去する
開封後はなるべく早く使用する

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
カビが生えている
湿気でべたつく

よくある質問

A
はい、乾燥・ロースト済みのクリケットは冷凍保存が可能です。-18℃以下の冷凍庫で小分けにすれば、約6か月間風味と栄養を保てます。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、常温で30分程度置くだけで食べられます。
A
賞味期限は品質(風味・食感)が保証される期間です。期限が過ぎてもすぐに腐敗するわけではありませんが、変色・異臭・カビがないか必ず確認してください。異常がなければ、食感が劣化している可能性がありますが、食べても健康被害は少ないことが多いです。
A
鮮度の目安は色と匂いです。乾燥クリケットは均一な淡い茶色で、香ばしい匂いが残っていれば問題ありません。変色(黒ずみや黄変)や酸っぱい・腐ったような臭い、べたつきがある場合は腐敗のサインです。
A
料理に使用した後の残りは、湿気が入らないように密閉容器に移し替え、冷蔵で30日以内、冷凍で6か月以内に使用してください。特にプロテインバーはチョコレートやフルーツが入っている場合、温度変化で品質が劣化しやすいので、冷蔵保存が推奨されます。
A
熱処理や乾燥後は栄養素が安定していますが、光と酸素はビタミンB群の劣化を促進します。真空包装または遮光性の容器に入れ、冷暗所で保存することで、ビタミンやミネラルの損失を最小限に抑えられます。
A
夏場は湿度が高くなるため、常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で保管してください。冬場は湿度が低くなりますが、急激な温度変化は結露を招きやすいので、冷蔵庫から出した後はすぐに使用するか、再度密閉して保存してください。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「食中毒予防の手引き」
FAO(国連食糧農業機関)「昆虫食の安全性と保存」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください