裏漉し餡は、和菓子に欠かせない甘味の要です。正しい保存で賞味期限を伸ばし、美味しさと栄養を保ちましょう。

裏漉し餡の基本情報

裏漉し餡は、主に小豆を裏漉し(細かいこし器でこす)した甘いペーストです。和菓子の餡として広く使われ、100gあたり約68kcalと低カロリーながら、食物繊維やビタミンB群を含みます。保存期間は製造工程や包装状態により変わりますが、未開封・適切に保存すれば数か月は品質を保てます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は、風味や食感が最良の状態である期間です。裏漉し餡は未開封で冷蔵保存した場合、約14日が目安です。
消費期限は安全に食べられる最終日です。開封後はできるだけ早めに使用し、7日以内に消費することを推奨します。

保存方法の詳細

常温:未開封の真空パックであれば、直射日光と高温を避け、30℃以下の涼しい場所で最大2か月保存可能です。開封後は常温保存は避けましょう。

冷蔵:開封後は密閉容器に移し、4℃前後の冷蔵庫で保存します。目安は14日以内です。長期間保存したい場合は、1回分ずつ小分けにすると品質保持に効果的です。

冷凍:冷凍保存は最も長持ちします。密閉できるフリーザーバッグや耐冷容器に入れ、-18℃以下で保存し、8週間(約2か月)以内に使用してください。解凍は冷蔵庫内で自然解凍し、再冷凍は避けます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 真空パックが未開封の場合はそのまま保存。
  • 開封後は、密閉できるプラスチック容器かジップロックバッグを使用。
  • 冷凍時は空気をできるだけ抜いたフリーザーバッグに平らに入れ、重ねやすくします。

季節別の注意点

夏季は温度上昇により劣化が早まります。特に常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で管理しましょう。冬季は冷蔵庫の温度が低すぎないよう、設定温度を5〜7℃に保つと食感が固くなりすぎません。

まとめ

裏漉し餡は未開封で常温保存が可能ですが、開封後は冷蔵で約14日、冷凍で約8週間が安全な目安です。密閉容器で空気を遮断し、季節に合わせた温度管理を行うことで、甘みと食感を長く楽しめます。