赤米はその独特の風味と栄養価から注目されていますが、正しい保存をしないと風味が損なわれやすいです。ここでは、賞味期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を管理栄養士が解説します。
赤米の基本情報
赤米は通常の白米と比べて外層が赤みを帯びており、食物繊維やビタミンB群、ミネラルが豊富です。100gあたり約68kcalで、炭水化物が中心ですが、抗酸化成分であるフェノール類も含まれます。
賞味期限と消費期限の違い
米類は「賞味期限」が表示されます。賞味期限は品質が保たれる目安であり、適切に保存すれば期限を過ぎても安全に食べられることがありますが、風味や食感は劣化します。消費期限は表示されませんが、開封後はできるだけ早めに使用することが推奨されます。
保存方法の詳細
常温保存
涼しく乾燥した暗所で保存します。密閉容器に入れ、湿気を防げば1〜2か月が目安です。夏場は温度上昇で劣化が早まるため、冷蔵が望ましいです。
冷蔵保存（野菜室）
野菜室に入れ、密閉容器またはジップロックで保存すれば、3〜6か月持ちます。特に湿度が高い季節は容器の密閉が重要です。
冷凍保存（炊いたご飯）
炊いた赤米をご飯は、冷凍庫で保存すると約1か月保存可能です。小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れると解凍時の品質が保たれます。
おすすめの保存容器・包装
・密閉できるプラスチック容器や真空パック
・アルミ箔とビニールの二重包装
・湿気取りシートを容器の底に敷くと効果的です。
季節別の注意点
春～夏は高温多湿になるため、常温保存は避け、必ず冷暗所または冷蔵庫で管理します。秋～冬は比較的乾燥するため、常温保存でも問題ありませんが、湿気が多い場合は除湿剤を活用してください。
まとめ
赤米は適切に保存すれば、常温で1〜2か月、冷蔵で3〜6か月、炊いたご飯は冷凍で1か月と長期間楽しめます。密閉容器で湿気と光を遮断し、季節に合わせた温度管理を行うことで、風味と栄養をしっかりキープできます。
