穀物

デュラム粉(穀物)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温(15〜25℃)で約12か月
冷凍保存
冷凍(-18℃以下)で約48か月
未開封 製造日から12か月以内(未開封)
開封後 開封後は6か月以内が目安

デュラム粉はパスタやクスクスの原料として広く使われる高タンパク質の粉です。正しい保存方法さえ守れば、未開封でも1年以上、開封後でも数年長持ちさせられます。本記事では、賞味期限・消費期限の違いから、常温・冷蔵・冷凍別の保存ポイント、そして腐敗の見分け方まで、管理栄養士が詳しく解説します。

デュラム粉の基本情報

デュラム粉は硬質小麦(デュラム小麦)を挽いた粉で、タンパク質が約13%、灰分が低く、独特の黄色味が特徴です。加工食品の一種で、乾燥状態で販売されるため、湿気や光、酸素に注意すれば長期保存が可能です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限は品質が保たれる期間です。デュラム粉は未開封の場合、製造日から約12か月が目安です。
  • 消費期限は安全に食べられる期限です。粉類は微生物の増殖が少ないため、通常は賞味期限と同等に設定されますが、開封後は早めに使用することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存(15〜25℃)

密閉容器に入れ、直射日光と湿気を避けた暗所で保管すれば、未開封で約12か月、開封後は約6か月が目安です。

冷蔵保存(0〜4℃)

冷蔵庫のチルド室に入れ、密閉できるビニール袋やプラスチック容器に移し替えると、品質劣化を抑えて約24か月保存できます。開封後はなるべく早く使い切ることをおすすめします。

冷凍保存(-18℃以下)

長期保存が必要なときは、空気を抜いたジップロックや真空包装に入れ、冷凍庫へ。これにより約48か月(4年)まで品質を保てます。解凍は使用分だけを冷蔵庫で自然解凍し、再冷凍は避けてください。

保存容器・包装のおすすめ

  • 密閉できるガラス瓶やステンレス容器
  • 光と酸素を遮断できるジップロック袋(二重封)
  • 真空包装機があれば、さらに酸化を防止

季節別の注意点

梅雨や夏場は湿度が高くなるため、特に常温保存は避け、冷蔵または冷凍での保管が安全です。冬場は低温で湿度が低くなるため、常温でも比較的長持ちしますが、直射光は依然として避けましょう。

まとめ

デュラム粉は乾燥した粉末なので、湿気と光さえ防げれば長期間保存可能です。未開封は常温で約12か月、開封後は冷蔵で約24か月、冷凍で約48か月が目安です。密閉容器・冷暗所・必要に応じて冷凍保存を活用し、腐敗サインに注意すれば、いつでも風味豊かなデュラム粉を使えます。

保存のコツ

密閉容器に入れる
直射日光を避ける
冷暗所で保管する
長期保存は冷凍庫へ入れる
使用前に乾燥状態を確認する

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
虫が湧いている
湿気で固まっている

よくある質問

A
はい、可能です。空気を抜いたジップロックや真空包装に入れ、-18℃以下の冷凍庫で保存すれば約48か月(4年)まで品質を保てます。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、再冷凍は避けてください。
A
賞味期限は「品質が保たれる」目安です。過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、色・臭い・湿気の有無を必ず確認してください。異常がなければ料理に使用できますが、風味は低下する可能性があります。
A
色が均一な淡い黄色で、粉がサラサラしていること。湿気で固まっていないか、異臭や虫の痕跡がないかをチェックします。これらが確認できれば鮮度は良好です。
A
調理後のパスタは冷蔵で2〜3日、冷凍で約1か月保存できます。保存時は密閉容器に入れ、乾燥防止のために少量のオリーブオイルを絡めると風味が保ちやすくなります。
A
酸化を防ぐことが鍵です。光と酸素を遮断できる密閉容器に入れ、冷暗所または冷蔵・冷凍で保管すれば、ビタミンB群やミネラルの損失を最小限に抑えられます。特に長期保存は冷凍が最も効果的です。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

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野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください