介護食

流動食(介護食)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるポイント

2026年2月7日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
未開封の常温保存は製造日から12か月まで
冷凍保存
冷凍で1〜2か月
未開封 製造日から12か月
開封後 開封後3日以内(冷蔵)

流動食は介護食として広く利用されており、正しい保存で栄養と安全性を保つことが重要です。未開封は常温で約12か月、開封後は冷蔵で5〜7日、冷凍で1〜2か月が目安です。

流動食の基本情報

流動食は液体状の加工食品で、主に高齢者や嚥下障害者向けに開発された介護食です。1食分(100 g)あたりのエネルギーが含まれ、たんぱく質・ビタミン・ミネラルがバランス良く配合されています。保存期間が長く、調理の手間がかからない点が特徴です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間で、未開封の流動食は製造日から約12か月が一般的です。
消費期限は安全に食べられる最終日で、開封後は冷蔵保存で5〜7日以内に食べ切ることが推奨されます。期限が過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、風味や栄養価が低下しやすくなります。

保存方法の詳細

常温保存(未開封)

密封されたパウチや瓶は直射日光や高温多湿を避け、15〜25℃の涼しい場所で保管すれば、製造日から12か月程度品質が保たれます。

冷蔵保存(開封後)

開封後は必ず容器のフタを閉め、0〜5℃の冷蔵庫で保存します。5〜7日以内に使用し、長期間保存したい場合は冷凍へ移行してください。

冷凍保存(長期保存)

開封後すぐに小分けにして密閉容器に入れ、-18℃以下の冷凍庫で保存します。1〜2か月以内に使用すれば、栄養素や味をほぼ保てます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 開封後は密閉できるプラスチック容器かジッパーバッグを使用。
  • 空気を抜いて密封できる真空パックは酸化を防ぎ、保存期間を延長。
  • 容器には必ず日付ラベルを貼り、使用順序を管理。

季節別の注意点

  • 夏季は常温での保存が特にリスクが高く、なるべく冷蔵・冷凍で管理。
  • 冬季は冷蔵庫の温度が低くなりすぎないよう、5℃前後に設定。
  • 急激な温度変化は結露を生じさせ、細菌増殖の原因になるため、保存温度は一定に保つ。

まとめ

流動食は未開封で常温保存が可能ですが、開封後は速やかに冷蔵・冷凍へ移すことが安全です。賞味期限は約12か月、開封後は冷蔵で5〜7日、冷凍で1〜2か月を目安にし、保存容器は密閉できるものを選びましょう。正しい保存で栄養と安全性を長く保ち、介護食としての役割を最大限に活かしてください。

保存のコツ

開封後はすぐに冷蔵庫へ入れる
密閉容器で空気を遮断する
直射日光や高温を避ける
冷凍保存は-18℃以下で行う
使用前に容器のラベルに保存開始日を記入する

腐敗の見分け方

異臭がする
変色している
液体が分離している
膨らんでいる
カビが生えている

よくある質問

A
開封後はまず冷蔵で保存し、5〜7日以内に使用できない場合は小分けにして-18℃以下の冷凍庫で保存します。冷凍保存で1〜2か月以内に使い切ると栄養価が保たれます。
A
開封後の液体が異臭を放ったり、色が変わったり、分離して白い層ができたら腐敗のサインです。また、容器が膨らんでいる場合はガスが発生している可能性があります。
A
加熱により一部のビタミン(特にビタミンCや葉酸)は減少しますが、5分以内の中火加熱であれば大きな栄養ロスはありません。過熱は避け、温度は60〜70℃を目安にしてください。
A
保存時は光と酸素を遮断する密閉容器を使用し、冷蔵は0〜5℃、冷凍は-18℃以下で保管します。開封後はできるだけ早く使用し、余った分は速やかに冷凍することで栄養素の劣化を最小限に抑えられます。
A
夏季は常温保存が危険になるため、未開封でも冷蔵保存が望ましいです。冬季は冷蔵庫内温度が低くなりすぎないよう5℃前後に設定し、結露が容器内に入らないようにします。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください