タランチュラは昆虫食の中でも高タンパクで低カロリー（100gあたり約68kcal）な食材です。安全に食べるためには冷蔵保存が基本で、1〜3日以内に消費するのが目安です。下処理をした上で冷凍すれば2〜4週間持ちますので、計画的に保存すればいつでも美味しくいただけます。
タランチュラの基本情報
タランチュラは大型のクモで、食用としては主に乾燥やフライに加工されます。タンパク質が豊富で、ビタミンB群やミネラル（鉄・亜鉛）も含まれますが、脂質は少なめです。食感はカリッとした歯ごたえが特徴で、スパイスやソースと相性が良いです。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限：品質が保たれる期間。未開封の乾燥タランチュラは製造日から約6か月が目安です。
- 消費期限：安全に食べられる最終日。冷蔵保存した生タランチュラは開封後1〜3日、冷凍保存した場合は2〜4週間が目安です。
保存方法の詳細
常温
常温保存は非推奨です。温度が高いと細菌増殖が早く、数時間で品質が劣化します。
冷蔵（チルド室）
開封前・下処理前のタランチュラは、必ず密閉容器に入れ、チルド室（0〜5℃）で保存します。目安は1〜3日です。内臓を取り除き、軽く塩を振って臭みを抑えると更に長持ちします。
冷凍
下処理（内臓除去・塩振り）後、フリーザーバッグに入れ空気を抜いて急速冷凍します。保存期間は2〜4週間が安全です。解凍は冷蔵室でゆっくり行い、再冷凍は避けてください。
保存容器・包装のおすすめ
- 密閉できるプラスチック容器またはジップロックバッグ
- 保存時はなるべく空気を抜く（真空パックが理想）
- 冷凍する場合は小分けにして、使う分だけ解凍できるようにする
- 冷蔵保存時は皿に直接置かず、トレイに乗せて水分がたまらないようにする
季節別の注意点
タランチュラは季節に関係なく養殖・採取が可能ですが、夏場は外気温が高くなるため、購入後はできるだけ早く冷蔵に入れることが重要です。逆に冬場は冷蔵庫の温度が低すぎると凍結する恐れがあるため、5℃前後に保つよう調整してください。
まとめ
タランチュラは正しい下処理と冷蔵・冷凍保存で、鮮度と栄養を保ちながら安全に楽しめます。常温保存は避け、冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間を目安に管理しましょう。
