スリランカシナモンは香り豊かな輸入スパイスです。未開封の状態で約2年、開封後は1年以内に使い切るのが安全です。ここでは賞味期限の目安と、品質を保つための保存方法を詳しく解説します。
スリランカシナモンの基本情報
スリランカ産のシナモンは、セイロンシナモン(Cinnamomum verum)とも呼ばれ、甘く繊細な香りが特徴です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、食物繊維やミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム)を含みます。
賞味期限と消費期限の違いと目安
スパイスは「消費期限」ではなく「賞味期限」が設定されます。賞味期限は、製造日から品質が保証される期間です。一般的に、未開封のシナモンは製造日から約2年、開封後は1年以内が目安とされています。
保存方法の詳細
シナモンは乾燥した状態で保存すれば長期間品質を保てます。以下の条件で保存すると、香りや風味の劣化を最小限に抑えられます。
- 常温(室温): 直射日光を避け、湿度が低い場所で密閉容器に入れ保管。目安は2年まで。
- 冷蔵: 必要はありませんが、湿度が高い地域では冷蔵庫の野菜室に入れ、密閉容器に入れると1年程度延長できます。
- 冷凍: 風味を最大限保ちたい場合は、細かく砕いた状態でジップロック等に入れ、真空に近い状態で保存。目安は3年まで。
保存容器や包装のおすすめ
光と湿気はシナモンの品質を劣化させます。以下の点に注意してください。
- 暗色のガラス瓶や厚手のプラスチック容器で密閉。
- 開封後はすぐに口をしっかり閉め、空気の侵入を防ぐ。
- 使用時は清潔なスプーンやはさみで取り出し、容器内に水分が入らないようにする。
季節別の注意点
日本の梅雨や夏場は湿度が高くなるため、特に密閉状態を確認しましょう。湿気が多いとシナモンが固まったり、カビが生えるリスクが上がります。冬場は低温が保たれやすく、常温保存でも問題ありません。
まとめ
スリランカシナモンは正しい保存環境さえ整えれば、未開封で約2年、開封後でも1年程度は風味を保てます。密閉容器に入れ、直射光・湿気を避けることが最も重要です。品質が疑われる場合は、下記の腐敗サインに注意してください。