調味料

キャノーラ油(調味料)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
未開封で約6か月、開封後は30℃以下で約3か月
冷凍保存
冷凍で24か月
未開封 製造日から24か月
開封後 冷蔵で12か月以内、常温で6か月以内

結論から言うと、キャノーラ油は未開封で約2年、開封後は冷暗所で約6か月、冷蔵保存で約1年まで長持ちさせることができます。保存環境を整えるだけで、酸化による劣化を防ぎ、風味と栄養価を保てます。

キャノーラ油の基本情報

キャノーラ油は、カナダで開発された低エラジック酸・低リノール酸の菜種油です。オメガ3脂肪酸やビタミンEが含まれ、加熱に強い特性がありますが、酸化しやすい性質も持っています。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間です。未開封のキャノーラ油は製造日から約24か月が目安です。
消費期限は安全に食べられる期限で、開封後は油の酸化が進むため、冷蔵保存で12か月以内に使い切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

  • 常温(暗所)保存:未開封のまま直射日光や高温を避け、30℃以下の涼しい場所に置くと約6か月保ちます。
  • 冷蔵保存:開封後は密閉容器に移し替え、5〜10℃の冷蔵庫で保管すると約12か月持ちます。
  • 冷凍保存:長期保存が必要な場合は、密閉できるジッパーバッグに小分けし、-18℃以下の冷凍庫で最大24か月保存可能です。ただし、解凍後は再冷凍しないでください。

保存容器や包装のおすすめ

光と空気は酸化の大敵です。以下の容器が最適です。

  • 遮光性のあるガラス瓶(暗所保存に最適)
  • 密閉できるプラスチック容器(開封後は必ずフタを閉める)
  • ジッパー付きのフリーザーバッグ(冷凍保存用に小分け)

季節別の注意点

夏場は温度上昇で酸化が早まります。特に30℃を超える環境では、未開封でも3か月以内に使用することを目安にしてください。冬場は逆に低温で固まりやすくなるため、使用前に室温に戻すと使いやすくなります。

まとめ

キャノーラ油は正しい保存環境さえ整えれば、未開封で約2年、開封後は冷蔵で約1年と長期間使えます。光・熱・空気を遮断し、密閉容器で管理することが鮮度と栄養を保つ鍵です。

保存のコツ

直射日光を避けて暗所に保管する
開封後はすぐに密閉容器へ移し替える
冷蔵庫の野菜室よりも温度が低いチルド室で保存する
小分けにして冷凍保存し、必要分だけ解凍して使う

腐敗の見分け方

酸化臭(くすんだ匂い)がする
色が濁ってくる
味が苦くなる
粘りや粒状の沈殿物が見られる

よくある質問

A
はい、開封後は酸化を遅らせるために5〜10℃の冷蔵庫で保存することを推奨します。密閉容器に移し替えると約12か月間品質を保てます。
A
光・熱・空気の3要素を遮断することが重要です。遮光性のガラス瓶に入れ、開封後はすぐにフタを閉め、冷暗所または冷蔵庫で保管すると酸化を大幅に抑えられます。
A
一般的に、冷凍保存は風味への影響が少なく、約24か月まで品質を保てます。ただし、解凍時に結露ができないよう、使用分だけ室温に戻すとベストです。
A
賞味期限は品質保証期間です。過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、酸化臭や変色が見られる場合は使用を中止してください。安全側に考えると、未開封でも2年を超えたら新しいものに替えるのが安心です。
A
揚げ油は酸化が進みやすく、再利用は推奨しません。どうしても再利用する場合は、使用回数は1回にとどめ、濾過してから冷暗所で保存し、2週間以内に使い切るようにしてください。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください