老抽は発酵食品であり、開封後も適切に保存すれば長期間風味を保てます。ここでは賞味期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を紹介します。
老抽の基本情報
老抽は中国発の濃口醤油で、原料は大豆・小麦・塩・麹菌などを発酵させた液体その他です。色が濃く、甘みとコクが特徴で、料理の色付けや旨味付けに広く使われます。100gあたり約68kcalと低カロリーで、タンパク質やミネラル（特にナトリウム）を含みます。
賞味期限・消費期限の違いと目安
老抽は保存性の高いその他で、未開封の場合は製造日から約12か月が目安の賞味期限です。開封後は酸化や微生物増殖が進むため、冷蔵保存で約6か月以内に使い切ることを推奨します。消費期限は設定されていませんが、品質が著しく低下したと感じたら使用を中止してください。
保存方法の詳細
常温保存
未開封の老抽は直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保管すれば約12か月持ちます。開封後はなるべく早く冷蔵へ移すことが重要です。
冷蔵保存
開封後は密閉容器に入れ、冷蔵庫（0〜5℃）で保存します。これにより風味の劣化を抑え、約6か月間安全に使用できます。
冷凍保存
老抽は液体であり凍結すると風味が変わりやすいため、通常は冷凍保存を推奨しません。ただし、長期保存が必要な場合は小分けにして密閉袋に入れ、最大3か月程度冷凍できます。解凍は冷蔵でゆっくり行い、再度冷蔵保存に戻すのは避けてください。
保存容器や包装のおすすめ
開封後はキャップがしっかり閉まるガラス瓶やプラスチック容器を使用し、空気接触を最小限に抑えます。光を遮断できる暗色容器が望ましいです。
季節別の注意点
- 夏場は温度上昇により酸化が早まるため、開封後は必ず冷蔵へ。
- 冬場は室温が低くなるため、未開封は常温でも問題ありませんが、結露が容器内部にたまらないように注意。
まとめ
老抽は未開封で約12か月、開封後は冷蔵で約6か月保存可能です。光・熱・空気を遮断し、密閉容器で管理することで風味と安全性を保てます。腐敗サインに注意し、早めに使い切ることがベストです。
