特定保健用食品はダイエット目的で手軽に取り入れられる加工食品です。賞味期限や保存方法を正しく守れば、栄養価と効果を長く保てます。本記事では、未開封・開封後の目安や保存のコツ、腐敗サインまでを管理栄養士がわかりやすく解説します。
特定保健用食品の基本情報
特定保健用食品は、厚生労働省が定めた機能性表示制度に基づき、特定の保健効果が科学的に証明された加工食品です。ダイエット用としては、食事のカロリーコントロールや脂肪燃焼をサポートする成分（例：カロリー約68kcal/100g）が配合されています。保存上の特徴は、主に粉末・顆粒・シリアルタイプが多く、湿気や高温に弱い点です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
- 賞味期限は品質が保たれる期間で、未開封の状態で約12か月が一般的です。
- 消費期限は安全に食べられる期限ですが、特定保健用食品はほとんどが賞味期限表示です。
- 開封後は、品質低下が早まるため、1〜2か月以内の使用を目安にしてください。
保存方法の詳細
常温保存（室温）
直射日光・高温多湿を避け、風通しの良い涼しい場所で保存します。未開封の状態であれば、1〜2日以内に開封するのが安全です。
冷蔵保存
開封後は必ず密閉容器に移し替え、冷蔵庫（0〜5℃）で保管します。これにより、品質劣化を抑え、約1〜3か月間安全に使用できます。
冷凍保存
製品が凍結に対応している場合は、冷凍（-18℃以下）で約2〜3か月保存可能です。ただし、凍結により食感が変わることがあるため、解凍後は早めに使用してください。
保存容器・包装のおすすめ
開封後は、以下の点に注意した容器を選びましょう。
- 密閉できるジッパー付きプラスチック容器
- 光を遮断できる不透明容器
- 使用する分だけ小分けできる個包装
季節別の注意点
- 夏季は特に湿度が高くなるため、冷蔵保存を徹底し、開封後は早めに使用。
- 冬季は室温が低くなるため、常温保存でも比較的長持ちしますが、結露に注意。
まとめ
特定保健用食品は、未開封で約12か月、開封後は1〜2か月を目安に保存すれば、ダイエット効果と栄養価を保てます。常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法と、密閉容器の活用、季節ごとのポイントを守って、安心して取り入れましょう。
