エバミルクは製菓に欠かせない乳加工品です。冷蔵で約1週間、冷凍で約2か月保存できることを守れば、風味と栄養を長持ちさせられます。本記事では、賞味期限・消費期限の目安と安全な保存方法を管理栄養士が解説します。

エバミルクの基本情報

エバミルクは乳加工品として製菓材料に使用され、甘味やコクを加える目的で利用されます。100gあたり約68kcalと、低カロリーながら乳脂肪由来の風味が特徴です。未開封の状態であれば、製造日から約6か月程度の保存が可能とされていますが、開封後は早めに使用することが推奨されます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:未開封のエバミルクは製造日から約6か月が目安です。品質が保たれた状態で食べられる期限です。
  • 消費期限:開封後は冷蔵で約1週間以内に使用してください。細菌増殖のリスクが高まるため、期限を過ぎた場合は安全のために廃棄を検討しましょう。

保存方法の詳細

常温

エバミルクは常温保存を推奨していません。室温が上がると乳脂肪が酸化しやすく、風味が劣化します。どうしても常温に置く必要がある場合は、数時間以内に冷蔵へ移すようにしてください。

冷蔵保存

開封後は必ず密閉容器に入れ、ラップでしっかり覆いましょう。冷蔵庫のチルド室(約0〜5℃)で保存すれば、約1週間は品質を保てます。

冷凍保存

エバミルクを冷凍する場合は、チーズとして利用することを想定し、1〜2か月の保存が目安です。バターとして使用する場合は、約6か月保存可能です。小分けにしてラップで包み、ジップロックなどの密閉袋に入れると、解凍時の結露を防げます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器またはガラス瓶
  • 開封後はラップで直接覆い、空気接触を最小限に
  • 冷凍時は耐冷ジップロックに小分けして入れる
  • 保存容器は清潔に保ち、使用前に軽く洗って乾かす

季節別の注意点

夏場は特に温度上昇が速くなるため、開封後はなるべく早く冷蔵に入れ、2日以内の使用を目安にしてください。冬場は冷蔵庫内の温度が低くなり過ぎないよう、設定温度を5℃前後に保ちましょう。

まとめ

エバミルクは冷蔵で約1週間、冷凍で約2か月保存できる乳加工品です。開封後は密閉容器に入れ、ラップで覆って冷蔵保存し、必要に応じて小分けにして冷凍すれば、風味と栄養を長持ちさせられます。腐敗サインに注意し、安心して製菓に活用してください。