調味料

糖アルコール(珍しい調味料)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約3分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
15〜25℃で約730日(約24か月)
冷凍保存
-18℃以下で約1080日(約36か月)
未開封 製造日から約730日(約24か月)
開封後 開封後約365日(約12か月)以内

糖アルコールは、低カロリーで血糖値への影響が少ない甘味料として注目されています。未開封で約2年、開封後は約1年を目安に保存すれば、風味や甘さを長く保つことができます。本記事では、糖アルコールの基本情報から賞味期限・消費期限の違い、常温・冷蔵・冷凍別の最適な保存方法、さらに季節ごとの注意点までを管理栄養士がわかりやすく解説します。

糖アルコールの基本情報

  • 分類: 珍しい調味料(加工品)
  • 代表的な糖アルコール: エリスリトール、キシリトール、ソルビトールなど
  • 特徴: 砂糖に比べて甘さは約60%~80%、血糖値への影響が少ない
  • 使用例: 飲料、菓子、低糖質レシピの甘味付け

賞味期限と消費期限の違いと目安

糖アルコールは乾燥した結晶体や粉末の形態が多く、微生物の増殖が起きにくい食品です。そのため、賞味期限は品質(甘味・風味)の保持期間消費期限は安全性が確保できる最終期限と区別されます。

  • 未開封状態:賞味期限は製造日から約24か月、消費期限は同等かやや短め(約22か月)と表示されることが多いです。
  • 開封後:湿気や酸素に触れると結晶が固まったり風味が低下するため、賞味期限は約12か月、消費期限は約10か月が目安です。

保存方法の詳細

常温保存(室温)

乾燥状態が保てる場所であれば、常温でも長期間保存可能です。

  • 温度:15〜25℃が理想
  • 湿度:50%以下の乾燥した環境
  • 直射日光や高温を避け、密閉容器に入れる

冷蔵保存

湿気が気になる場合は、冷蔵庫の野菜室で保存すると結晶化を抑えられます。

  • 温度:0〜5℃
  • 保存期間:未開封で約24か月、開封後で約12か月
  • 保存容器は密閉できるプラスチック容器やジップロックがおすすめ

冷凍保存

糖アルコール自体は凍結に強いですが、結晶が大きくなると溶かした際に甘味がムラになることがあります。

  • 温度:-18℃以下
  • 保存期間:未開封で約36か月、開封後で約24か月
  • 使用時は自然解凍または低温でゆっくり解凍すると結晶が均一に戻ります

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック製容器(PP製)やガラス瓶
  • ジップロックのようなフリージング用バッグは湿気を遮断しやすい
  • アルミ箔やビニール包装は光と酸素を防げるが、長期保存では二重包装が望ましい

季節別の注意点

  • 夏季(30℃以上):湿度が上がりやすく結晶が固まりやすいので、必ず密閉容器に入れ冷蔵することを推奨
  • 冬季(0℃付近):結晶が固くなることがあるが、品質に大きな影響はなし。使用前に室温に戻すと扱いやすい
  • 梅雨時期:高湿度で結晶が吸湿しやすいので、乾燥剤(シリカゲル)を容器に入れると効果的

まとめ

糖アルコールは低カロリーで糖質制限に最適なその他です。未開封であれば常温でも約2年、開封後は冷蔵で約1年を目安に保存すれば、甘味や品質を保てます。湿気・光・高温を避け、密閉容器で管理することが長持ちのコツです。さらに、季節ごとの湿度対策や冷凍保存のポイントを活用すれば、いつでも安定した甘さで料理に使えます。

参考:エリスリトール(甘味料)の賞味期限と正しい保存方法

保存のコツ

開封後はすぐに密閉容器に移す
直射日光と高温を避ける
湿気が多い季節はシリカゲルなど乾燥剤を併用する
冷蔵保存時は野菜室で水平に置き、結晶が固まりすぎないようにする

腐敗の見分け方

結晶がべたつく
色が変わってくすんでいる
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
カビや菌糸が見える

よくある質問

A
結晶化は湿度が高いと起こりやすいです。未開封時はパッケージを開封せず、開封後は必ず密閉容器に入れ、乾燥剤(シリカゲル)を併用すると結晶化を抑えられます。冷蔵保存でも結晶が固まりすぎないように、使用前に室温に戻すと扱いやすくなります。
A
開封後は湿気や酸素に触れることで甘味がやや低下します。一般的に12か月以内に使用すると、甘味とテクスチャーをほぼ保てます。12か月を過ぎると結晶が固くなり、甘味が薄く感じられることがあります。
A
はい、糖アルコールは凍結に強いので、ジャムやシロップに混ぜた状態でも-18℃以下で約24か月保存可能です。ただし、解凍時は冷蔵庫でゆっくり行うと結晶が均一に戻り、甘味ムラが防げます。
A
糖アルコールは熱に比較的強く、100℃以上でも甘味は残りますが、長時間加熱すると一部が分解して甘味がやや減少することがあります。焼き菓子や煮込み料理では、レシピ通りの加熱時間で問題ありませんが、極端に高温・長時間の加熱は避けると良いでしょう。
A
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がした場合は、微生物が増殖している可能性があります。安全のために使用を中止し、廃棄してください。未開封で異臭がすることは稀ですが、保管環境が不適切だった場合は品質が劣化している可能性があります。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください