焙じ茶は、焙煎した茶葉を粉末や茶葉の形で楽しむ珍しいお茶です。保存方法を守れば、風味と栄養を長く保てます。
焙じ茶の基本情報
焙じ茶は茶葉を低温で焙煎し、香ばしい香りと甘みが特徴です。100gあたり約68kcalと、カロリーは低めです。カテキンやビタミンCが含まれ、抗酸化作用が期待できますが、加熱により一部の酵素は減少します。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限は品質が保たれる期間で、未開封の焙じ茶は製造日から約12ヶ月が目安です。
・消費期限は安全に食べられる期限ですが、焙じ茶は低水分食品のため、賞味期限と同等に扱うことが多いです。
保存方法の詳細
常温保存
直射日光と高温多湿を避け、密閉できる容器に入れた状態で、涼しい暗所に置きます。開封後は6ヶ月以内に使い切ることをおすすめします。
冷蔵保存
開封後は冷蔵庫のその他室（0〜5℃）で保存すると、風味の劣化を遅らせられます。密閉容器に入れ、できるだけ空気を抜いて保存すれば、約6ヶ月間品質を保てます。
冷凍保存
長期保存が必要な場合は、冷凍庫（-18℃以下）で保存します。小分けにした密閉ジッパー袋に入れ、空気を抜いて凍らせれば、約12ヶ月間風味を維持できます。
保存容器や包装のおすすめ
・密閉できるステンレス製またはガラス製の容器
・遮光性のあるビニール袋やジッパー付き保存袋
・開封後はできるだけ早く容器に移し替える
季節別の注意点
夏場は湿度が高くなるため、常温保存は特に注意が必要です。冷蔵・冷凍保存を活用し、湿気が入らないようにしましょう。冬場は乾燥が進むので、容器内の結露が出ないように蓋をしっかり閉めてください。
まとめ
焙じ茶は正しい保存で1年近く風味を保てます。未開封は暗く涼しい場所で、開封後は密閉容器に入れ冷蔵・冷凍で管理しましょう。腐敗サインに注意し、いつでも美味しい焙じ茶を楽しんでください。
