飲料

フレンチプレス(コーヒー)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
約6か月〜1年(未開封・密閉容器)
冷凍保存
約1年〜2年(未開封・真空・小分け)
未開封 製造日から約6か月(常温保存)
開封後 開封後は約1か月以内に使用

フレンチプレスで淹れるコーヒーは、保存状態が味と香りに直結します。未開封でも開封後でも、適切な保存を行えば数か月から1年は美味しさを保てます。

フレンチプレスコーヒーの基本情報

フレンチプレスは粗挽きのコーヒー豆または粗挽きの粉を使用し、金属フィルターで抽出する方法です。粗挽きにすることで、豆本来の油分や芳香成分が抽出されやすく、濃厚な味わいが特徴です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限は、風味や品質が保たれる期間です。未開封のフレンチプレス用コーヒーは、常温で約6か月、冷凍で約1年が目安となります。
  • 消費期限は、安全に食べられる期限です。コーヒーは微生物の増殖が少ないため、賞味期限が過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、風味は劣化します。

保存方法の詳細

常温保存(室温)

直射日光・高温・湿気を避け、密閉できる容器に入れて保存します。開封後はできるだけ早めに使用し、1か月以内に使い切ることをおすすめします。

冷蔵保存

冷蔵庫の野菜室やドアポケットは温度変動が大きくなるため、冷蔵庫の奥の一定温度が保たれる場所に置きます。密閉容器に入れ、開封後は約2か月まで品質が保たれます。

冷凍保存

最も長持ちさせる方法は冷凍です。真空パックやジッパー付きのフリーザーバッグに小分けして保存すれば、未開封でも開封後でも約1年から2年まで風味を保てます。使用時は冷蔵庫で自然解凍し、再凍結は避けてください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 遮光性・密閉性の高いステンレス製またはガラス製の保存瓶
  • 真空包装が可能なジッパー袋(できれば二重包装)
  • 湿気を防ぐシリカゲルシートを併用(開封後は取り外す)
  • 大容量は小分けにして凍結保存すると、使い勝手が向上

季節別の注意点

  • 夏場は温度上昇と湿度が高くなるため、常温保存は極力避け、冷蔵または冷凍で保管。
  • 冬場は室温が低めでも湿気が結露しやすいので、容器の内部が乾燥しているか確認。
  • 急激な温度変化は結露を招き、酸化が進むので、冷蔵・冷凍から取り出したらすぐに使用。

まとめ

フレンチプレス用コーヒーは、未開封でも開封後でも適切な保存を行うことで、賞味期限内はもちろん、賞味期限を過ぎても風味をある程度保てます。常温保存は6か月程度、冷蔵は約2か月、冷凍は1〜2年が目安です。密閉・遮光・低温・乾燥を基本に、季節に応じた対策を取ることで、いつでも濃厚で香り高いフレンチプレスコーヒーを楽しめます。

保存のコツ

密閉容器に入れて光と空気を遮断する
使用後は余分な空気を抜いて真空状態に近づける
冷凍保存は小分けにして凍結・解凍回数を減らす
湿気が入らないように乾燥した場所で保管する

腐敗の見分け方

酸化したような苦味が強くなる
異臭がする(カビ臭・腐敗臭)
色がくすんで茶色く変色する
表面に白いカビが生える

よくある質問

A
はい、可能です。真空包装またはジッパー袋に小分けして冷凍すれば、約1年から2年間風味を保てます。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、再凍結は避けてください。
A
一般的に開封後は1か月以内に使い切ると最も香りが保たれます。密閉状態で冷蔵すれば約2か月、冷凍すれば約6か月程度は風味が残りますが、時間が経つほど酸化が進みます。
A
抽出後のコーヒーは酸化が早く、常温で2時間以内が目安です。冷蔵で保存すれば約24時間、冷凍で保存すれば約1週間まで飲みごたえが保てますが、風味は徐々に劣化します。
A
遮光性・密閉性が高いステンレス製または厚手ガラス製の保存瓶が最適です。さらに真空パックできるタイプを併用すれば、酸化を最小限に抑えられます。
A
夏は温度と湿度が高くなるため、常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で保存してください。特に開封後は密閉容器に入れ、できるだけ早く使用することが重要です。
A
コーヒーに含まれる抗酸化物質(クロロゲン酸など)は酸化に弱いです。光・空気・熱を遮断できる真空・遮光容器で冷凍保存すれば、栄養成分の約80%を1年程度維持できます。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本コーヒー協会「コーヒー保存ガイドライン」
国立食品安全センター「食品の劣化と保存」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください