飲料

低脂肪乳(飲料)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を保つポイント

2026年1月29日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内(それ以上は品質低下)
冷凍保存
冷凍で約4週間(約1か月)
未開封 製造日から約14日
開封後 開封後約5日以内

低脂肪乳は、脂肪分を抑えたヘルシーな飲料ですが、保存方法を間違えると風味や栄養が損なわれやすくなります。ここでは、賞味期限・消費期限の違いと、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を解説し、鮮度を長持ちさせるコツをご紹介します。

低脂肪乳の基本情報

低脂肪乳は牛乳から脂肪分を約半分以下(約1%〜2%)に調整した加工飲料です。脂肪が少ない分、酸化しやすくなるため、保存温度管理が特に重要です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

メーカーが表示する賞味期限は、未開封・適切に冷蔵した状態で品質が保たれる最長期間です。低脂肪乳の場合、一般的に製造日から約14日程度が目安です。一方、消費期限は、食品衛生上の安全性が保証される期限で、開封後や保存状態が悪くなった場合は早めに確認が必要です。

保存方法の詳細

  • 常温(室温):低脂肪乳は常温保存に適しません。30℃以上の環境で2時間以上放置すると細菌増殖が進みやすく、風味が劣化します。
  • 冷蔵(4℃前後):未開封の状態で冷蔵庫の野菜室やチルド室に入れ、賞味期限まで保存できます。開封後はできるだけ早く(目安5日以内)飲み切ることが推奨されます。
  • 冷凍:長期保存したい場合は、密閉容器に移し替えて-18℃以下で保存し、最大1か月(約4週間)を目安に使用してください。解凍後は風味が変わりやすいため、飲料としてそのままではなく、料理やスムージーに利用すると良いです。

保存容器や包装のおすすめ

開封後は、元のパックをしっかり閉じるか、密閉できるプラスチック容器に移し替えて空気接触を最小限に抑えます。冷凍する際は、空気が入らないようにラップで包んでからジップロックに入れると、氷結による品質低下を防げます。

季節別の注意点

  • 夏季:室温が上がりやすく、冷蔵庫の温度も上昇しがちです。開封後は2日以内に使い切ることを目安にし、冷蔵庫の温度は3〜4℃に保ちましょう。
  • 冬季:冷蔵庫の温度が低すぎると凍結のリスクがあります。5℃前後に設定し、凍結しないように注意してください。

まとめ

低脂肪乳はヘルシーな選択肢ですが、脂肪が少ない分酸化しやすく、保存温度が品質保持の鍵です。未開封は冷蔵で約14日、開封後は5日以内に消費し、長期保存は冷凍で最大1か月を目安にしましょう。上記のポイントを守れば、いつでも美味しく栄養を摂取できます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫へ入れる
開封後は密閉容器に移し替える
冷凍する際は空気を抜いてラップで包む
冷蔵庫は3〜4℃に設定し、温度変動を防ぐ
直射日光や高温になる場所に置かない

腐敗の見分け方

表面に白いカビが生えている
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
液体が分離し、濁りが出る
粘りやぬめりが感じられる

よくある質問

A
はい、低脂肪乳は冷凍保存が可能です。密閉容器に入れ、-18℃以下で最大1か月保存できます。ただし、解凍後は風味がやや変わりやすくなるため、飲料としてよりも料理やスムージーに利用することをおすすめします。
A
開封後は冷蔵庫で保存し、できるだけ5日以内に飲み切ることが安全です。温度が高い季節は2〜3日で消費する方が望ましいです。
A
賞味期限は品質が保たれる目安です。期限が過ぎても、保存状態が良好で、色・臭い・味に異常がなければ食べられる場合がありますが、特に開封後は消費期限(約5日)を優先し、疑わしい場合は廃棄してください。
A
鮮度の判断は「色」「匂い」「味」「分離の有無」で行います。白く濁っていないか、酸っぱい臭いがしないか、液体が均一に混ざっているかをチェックし、異常があれば使用しないでください。
A
加熱した低脂肪乳は、冷めたらすぐに冷蔵庫へ移し、2日以内に使用してください。再加熱は沸騰させすぎないようにし、加熱しすぎるとたんぱく質が固まりやすくなるため、弱火で温め直すのがポイントです。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください