飲料

ドラフトビール(アルコール飲料)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月29日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
未開封で約30日(直射日光・高温を避ける)
冷凍保存
非推奨(凍結により容器破裂・風味変化)
未開封 製造日から約180日(約6か月)
開封後 開封後2〜3日以内

ドラフトビールは、開封後はできるだけ早く飲むほど美味しさが保てます。ここでは未開封・開封後の賞味期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法をわかりやすくまとめました。

ドラフトビールの基本情報

ドラフトビールは樽やタップで提供される生ビールのことを指し、瓶や缶に比べて酸化が進みやすいのが特徴です。炭酸が豊富で、香りや味わいは温度管理が鍵となります。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限(未開封):製造日から約180日(約6か月)以内に飲むことが推奨されます。保存状態が良好であれば、賞味期限が過ぎても風味は大きく劣化しないことがありますが、安全面を考慮し目安内での消費がベストです。
  • 消費期限(開封後):開封後は酸化が進むため、冷蔵保存で2〜3日以内に飲み切ることが望ましいです。

保存方法の詳細

常温(未開封)

直射日光や高温を避け、暗くて涼しい場所に保管すれば、未開封の状態で約30日程度は品質を保てます。ただし、長期保存は冷蔵が推奨されます。

冷蔵(未開封・開封後)

温度は3〜5℃が理想です。未開封は賞味期限まで、開封後は2〜3日以内に消費してください。開封後はタップや瓶の口をしっかり閉じ、二酸化炭素が逃げないようにします。

冷凍(非推奨)

ビールは凍結すると液体が膨張し、容器が破裂したり、炭酸が抜けて味が大きく変わります。したがって、冷凍保存は推奨しません

保存容器や包装のおすすめ

  • 樽やボトルは必ず密閉できるキャップやタップを使用
  • 開封後は炭酸保持用の専用ストッパーで密閉
  • 光を遮断できる不透明な容器が望ましい

季節別の注意点

  • 夏場は温度上昇が速くなるため、必ず冷蔵で保管し、開封後は早めに飲み切る。
  • 冬場は室温が低くなるため、常温保存でも比較的品質が保ちやすいが、結露でカビが生えるリスクがあるので、湿度管理にも注意。

まとめ

ドラフトビールは未開封で約180日、開封後は冷蔵で2〜3日以内に飲むのがベストです。直射日光・高温・冷凍は避け、密閉・冷蔵・光遮断を心がければ、いつでもフレッシュな味わいを楽しめます。

保存のコツ

開封後はすぐに密閉キャップで封をする
直射日光を避け、暗所で保存する
冷蔵庫は3〜5℃に設定し、温度変化を最小限にする
炭酸保持のために容器は立てて保管する

腐敗の見分け方

炭酸が抜けて平坦になる
異常な酸っぱい・腐敗臭がする
液体が濁って色が変わる
カビや沈殿物が見られる

よくある質問

A
基本的に冷凍は非推奨です。凍結により容器が破裂したり、炭酸が抜けて風味が大きく変わります。開封後は必ず冷蔵(3〜5℃)で保存し、2〜3日以内に飲み切ってください。
A
賞味期限は風味の目安です。期限が過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、炭酸が抜けやすくなり、味が劣化します。安全に飲むには、色や臭いに異常がないか確認し、できるだけ期限内に消費することをおすすめします。
A
開封後に炭酸が抜けて平坦になっていないか、異常な酸味や腐敗臭がしないか、液体が濁っていないかをチェックします。これらのサインが出たら飲むのは避けましょう。
A
調理用に使用した残りは、すぐに密閉容器に入れ冷蔵保存し、48時間以内に使い切るのが目安です。加熱すると炭酸が抜けるため、風味は変わりますが、衛生面で問題はありません。
A
夏は温度上昇が速くなるため、必ず冷蔵庫で保管し、開封後は2日以内に飲み切るよう心がけます。直射日光が当たる場所や車内での保存は避け、できるだけ早く冷やすことが鮮度保持の鍵です。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本ビール醸造協会「ビールの保存と品質管理」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください