ブレンデッドウイスキーは、開封後でも適切に保存すれば1〜2年は風味を保てます。この記事では、賞味期限・消費期限の違いと、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存ポイントをまとめました。

ブレンデッドウイスキーの基本情報

ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした蒸留酒です。アルコール度数は一般的に40%前後で、100gあたり約68kcalのエネルギーが含まれます。香りや味わいはブレンド比率により多様で、カクテルや料理にも幅広く利用されます。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:未開封のボトルは密封状態が保たれれば、製造年月日から10年以上保存可能です。メーカーが表示する場合は「製造年月日」や「ロット番号」で管理します。
  • 消費期限:アルコール飲料には法的に必須の消費期限はありませんが、開封後は風味劣化が起こりやすく、1〜2年以内に飲み切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存(室温)

直射日光や高温を避け、15〜20℃程度の暗所に立てて保管します。ボトルはキャップをしっかり閉め、倒置しないことがポイントです。

冷蔵保存

冷蔵は必須ではありませんが、夏場の高温が続く場合は19〜21℃に保つ冷蔵庫の野菜室が適しています。冷蔵すると香りが若干抑えられることがあるため、飲む直前に常温に戻すとベストです。

冷凍保存

アルコール度数が40%前後のウイスキーは凍結しにくいものの、長期間の冷凍は味わいを損なう恐れがあります。基本的に冷凍は推奨せず、どうしても保存期間を延長したい場合は-18℃以下で最大3か月程度に留めてください。

保存容器・包装のおすすめ

  • オリジナルのガラスボトルをそのまま使用し、キャップは金属製のシーリングキャップが最適。
  • 長期保存時は、光を遮断できる不透明なボトルカバーやジップロックのような密閉袋で二重包装すると更に安心。
  • 開封後は、酸化を防ぐために空気を抜いた真空保存容器に移し替える方法も有効です。

季節別の注意点

  • 夏場:高温と直射日光が風味劣化の最大の要因。必ず暗所か冷蔵庫の野菜室で保管。
  • 冬場:室温が低すぎると香りが閉じ込められ、開封時に温度差で結露が発生しやすい。開封前に室温に戻すと良いです。
  • 湿度が高い時期:ボトル外側に結露ができやすくなるため、布で拭き取ってから収納。

まとめ

ブレンデッドウイスキーは未開封であれば10年以上保存可能ですが、開封後は1〜2年以内に飲み切ることが風味を保つコツです。常温で暗所に立てて保管し、夏場は冷蔵、冷凍は避けるのが基本です。正しい保存容器と季節ごとの対策を取り入れ、いつでも最高の味わいを楽しんでください。

参考:ジョニーウォーカー(お酒)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ