アーモンド乳は、開封前は常温保存でも比較的長持ちしますが、開封後は冷蔵が必須です。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、鮮度を保つ具体的な保存方法をまとめました。

アーモンド乳の基本情報

アーモンド乳は、アーモンドをすり潰し水で抽出した植物性飲料です。100gあたり約68kcalで、ビタミンEやマグネシウムが豊富です。加糖タイプと無糖タイプがあり、保存性は製造方法(低温殺菌・超高温殺菌)により異なります。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 未開封・常温(UHT処理): 製造日から約12か月が目安です。パッケージに記載された賞味期限を優先してください。
  • 未開封・冷蔵(低温殺菌): 賞味期限は約7〜10日。
  • 開封後・冷蔵: 7日以内に消費することを推奨します。開封後は消費期限が設定されている場合はそれに従ってください。
  • 開封後・冷凍: 2〜3か月保存可能ですが、風味が変わりやすいため、できるだけ早めに使用してください。

保存方法の詳細

常温保存(未開封・UHT処理)

直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に置きます。温度が30℃を超える環境は避けましょう。

冷蔵保存(未開封・低温殺菌・開封後)

開封後はすぐにキャップを締め、冷蔵庫の野菜室ではなくチルド室(0〜4℃)に入れます。開封後は1週間以内に使い切るのが安全です。

冷凍保存(開封後)

密閉できるフリーザーバッグやプラスチック容器に移し替えて、できるだけ空気を抜きます。解凍は冷蔵庫でゆっくり行い、再冷凍は避けてください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 開封後は密閉できるガラス瓶やプラスチック容器に移し替えると酸化を抑えられます。
  • 冷凍する場合は、凍結膨張に備えて容器に余裕を持たせましょう。
  • 紙パックは開封後は使用しないでください。

季節別の注意点

  • 夏場: 常温保存は温度上昇で劣化が早まります。できるだけ冷暗所で保管し、開封後は早めに冷蔵。
  • 冬場: 冷蔵庫の温度が低すぎると凍結することがあります。0℃付近にならないように設定温度を確認。

まとめ

アーモンド乳は未開封のUHTタイプであれば常温で約12か月保存可能ですが、開封後は必ず冷蔵し、7日以内に使い切ることが安全です。適切な容器と温度管理で、風味と栄養を長く保ちましょう。